上海市建設管理委員会科技委 第3回橋本研究室会議(東京会議)開催しました
上海市住房和城郷建設管理委員会科学技術委員会第3回橋本研究室会議(東京会議)は、東京都内において2019年5月28~30日の3日に亘り盛大かつ有意義に開催された。会議の趣旨は、綿密に計画して建設された大都市東京の地下街、地下鉄や地下調整池などの施設の建設とその運営状況を見学し、技術交流することにより、それらの技術やアイデアを上海市の地下空間の建設と運用に生かすことである。
中国からの参加者は、上海市建設管理委員会はじめ関係6団体から26名、橋本研究室からは、14名の国内外メンバーと7名の事務局関係者が参加した。
WG1は地下空間の開発と利活用に関する技術交流会と東京駅及び渋谷駅地下街の見学, WG2は、軌道交通ネットワークの建設と運営に関する技術交流会と東京メトロ総合研修センター及び南砂町駅改良工事現場見学, WG3は、地下調整池建設技術交流会と運用中の善福寺川地下貯留池及び建設中の環7地下河川建設工事並びに東京外環道大泉工区の大断面シールド工事の見学を行った。
中でも上海申鉄投資有限会社発表による上海浦東空港~虹橋空港の高速軌道連絡線計画(約70㎞、乗車時間40分)は、既存の国営鉄道と相互直通運転、安全対策、近接構造物の保全と新駅周辺総合開発など拠点地域発展への期待と開発上の課題を含んでおり、今後の橋本研究室の重要な研究課題とすることになりました。